T.O.さんのバックグランド
直近1ヶ月の売上は金額ベースでリミットの10%程度、品数は廉価品を販売し30%強でした。一ヶ月のセラーとしてのフィードバック数は16個。現在の出品状況は金額がリミットいっぱい、品数は30%程度の出品にとどまっています。T.O.さんは今回のリミットアップ交渉で苦労されるのですが、初めての交渉の時も2回続けてアップ不可の対応を受けた後、私に交渉を依頼されました。私の交渉では運好く10倍アップ、5000ドル、100品を達成できました。そして、小幅な自動リミットアップを経て現在に至っています。
交渉開始
22時からT.O.さんと10分程度打ち合わせでアカウント状況を確認した後、eBayをスカイプに加えました。現地時間では朝一番の対応になります。待ち時間なしで担当者につながりました。
スカイプ通話概要
eBay: 「eBayにお電話ありがとうございます。J...です。お名前を教えてください」
私: 「ヤマモトです。アカウント所有者のT.O.さんの代理でお話しています」
eBay: 「了解しました。アカウント所有者はご一緒ですか?本人とお話しできますか?」
私: 「アカウント所有者は在籍しています。少々、お待ちください」
T.O.さん: 「Hello, This is T.O.」
eBay: 「ハロー、本日のご用件をお知らせください」
- ※ 本人確認と代理交渉の了解確認だと思っていましたが、いきなり用件を聞いてきました。私が中に入って回答しました。
私: 「リミットアップを希望しています。用件の具体的内容については私からお話します」
eBay: 「申し訳ありませんが、アカウント所有者本人が英語を話さない場合は、certified translator(公認通訳)が必要です」
私: 「certified translatorとは何ですか?」
eBay: 「申し訳ありませんが、certified Translator以外の方には質問にもお答えしかねます」
私: 「certified translatorの定義をお知らせください。アカウント所有者から代理交渉の承認を得れば、私が話しできるのではありませんか?実際に今まで出来ています」
eBay: 「今までアカウント所有者から承認を得て、交渉できたのでしたら、それは特別に配慮した結果です。正式にはcertified translatorが必要です」
私: 「もう一度、聞きますがcertified translatorの定義をお知らせください。私をcertified translatorとみなすことはできますか?」
eBay: 「certified translatorの詳細は説明できません。グーグル検索してみては如何でしょうか?」
私: 「certified translatorが必要と言いながら、certified translatorについて説明はできないとは何事ですか?」
eBay: 「certified translatorを確保する方法は、私には分かりません。しかし、アカウント所有者の代理でeBayとコンタクトするのにはcertified translatorが必要です」
私: 「どうも話が分かりません。これ以上のお話しは不毛だと思います。ご対応ありがとうございました」
eBay: 「お電話ありがとうございました。ハヴァ・ナイスディ」
- ※ 全く話にならないので、担当者を変えて交渉することにしました。以下は2人目の担当者との会話です。
eBay: 「eBayにお電話ありがとうございます。E...です。お名前を教えてください」
私: 「ヤマモトです。アカウント所有者のT.O.さんの代理でお話しています」
eBay: 「ミスター・ヤマモト、少し前にお電話頂き、同僚のエージェントをお話ししましたね。再度のご連絡、どのようなご用件ですか?」
私: 「はい、先ほどコンタクトしましたが、certified translatorが必要と伝えられましたが、今一つ納得できなかったので、他のエージェントとお話ししたいと思いました」
- ※ 先ほどの電話について言及されるとは想像していませんでした。
私: 「なぜグーグル検索ですか?あなたがcertified translatorについて説明はできないのですか?」
eBay: 「それは私の職務記述書に記載されていません。certified translatorを探して、準備するのはあなた達の責任です」
私: 「セラーの質問に返答するのが、あなたの職務ではありませんか?職務記述書にないとは何事ですか?certified translatorを準備するようにという話は、これまで一度も聞いたことがありません」
eBay: 「eBayは頻繁にポリシーを変更します。少し前とは状況は変わります」
私: 「いつポリシーが変わったのですか?昨日、私が代理でお話しています。今朝からポリシー変更ですか?」
eBay: 「はい、今朝から変更です。アカウント内容を代理で話しするにはcertified translatorを準備してください」
私: 「certified translatorが何かわからないのに準備する術はありません。authorized contact(代理交渉者)のことを行っているのですか?certified translatorとはeBayが設けた制度ですか、それとも第三者機関の制度ですか?」
eBay: 「代理交渉者とは全く別ですし、eBayの制度でもありません」
私: 「とても煙に巻かれたような話です。これからグーグル検索しますので、少し、お待ちください。必要な情報が見つからなければ、あなたに問いただします」
eBay: 「私は必要な情報を提供しました。これ以上、お伝えすることはできません」
私: 「了解です。電話を切らせて頂きます。情報ありがとうございました」
今回の交渉について
数百回に及ぶeBayとのコンタクトで、certified translator(公認通訳)を要求されたのは今回が初めてです。しかも2人の担当者からほぼ同じ対応を受けまし。
certified translator(公認通訳)というのは知名度は低いですが、制度として存在する国はあります。アメリカの場合は、通訳者を認定する民間団体が複数あるようですが、公的な制度はない模様です。民間団体の認定プログラムの権威はさほど高くないと感じます。日本にも通訳を認定する民間団体があるのかもしれませんが、ほとんど認知されていないのではないでしょうか。現状でcertified translatorを見つけ出せというのは、全くもって無理難題。二人の担当者からは意地悪されたとしか思えません。
2人の担当者に同一内容のデタラメな対応をされた理由は分かりません。可能性としては、席が近くて2回めの担当者が1回めの交渉内容を聞いていた、たまたま仲のよい担当者同士で1回めの交渉内容をシエアしていたなどを想像します。もう一つ気になったのは、1回めと2回めのコンタクトに同じパスコードを使ったことです。パスコードは15分有効ですが、1回めの交渉は待ち時間ゼロ、通話は5分以内だったと記憶しています。それで2回めも同じパスコードで通話認証をしました。以前にも、一人目の担当者に「リミットアップにはセラー経験が最低45日必要」と言われて、コンタクトし直した際、二人目の担当者に「先程もご連絡いただきましたね。リミットアップ・リクエストは45日経過してからにしてください」と言われた事があります。この時も同じパスコードを使っています。同じパスコードを使うと最初の通話内容を照会し易くなるのかもしれません。
ちなみにT.O.さんのリミットは、もう一度、他の担当者と交渉し、金額の2倍アップ(品数は据え置き)を達成しています。
みなさんが自由に発言して、情報交換する場として、「eBayリミットアップ・スパーフォーラム」を設けました。以下から参加申請できます。お気軽にご申請ください。
https://chatwork.com/g/ebay
このフォーラムに関するお知らせはこちらです。
http://ebaylimitup.seesaa.net/article/382926623.html
リミットアップに関するお悩みがありましたら、こちらまでご連絡ください。ご質問、代行依頼、なんでも大歓迎です。
※ リミットアップ交渉、サスペンド解除についてのご案内ページを設けました。ご参照ください。